2015年12月04日

たかがネコ、の話ですが・・・

 ひっそりとブログを再開します。テーマはネコです。
 今年の夏のある夜、場所は盛岡某所、カミさんと歩いていると路地で二匹の子ネコに出会いました。実に人なつこいヤツらでちょっとだけ遊んでやりました。
 翌日の昼、気になってもう一度その場所に行ってみました。ヤツらはまだそこにいました。我々の姿に気がつくとすぐに歩み寄ってきます。カミさんがかがみこんで指をぐるぐる回すとその動きにあわせて首を回し、しまいにはお腹を向けて寝ころび、じゃれまくります。実に無邪気で楽しそうです。
 「お前なあ・・・」と私は心の中でつぶやきました。「お前ら、明日をも知れぬ身なのに、通りがかりの人間にちょっと遊んでもらったからって、よくそんなに楽しそうにしてられるな。分ってんのかよ、自分の状況」
 遊び疲れると、そばの水たまりの水をペロペロと舐めます。
 「こら、そんな汚い水飲んじゃだめだよ」とカミさんが子ネコに言います。
 しかし、暑い日に喉が渇けば、コイツらはこうして水たまりの水を飲むしかないでしょう。何とも切ない思いが私の胸を満たしました。かといってコイツらを保護する覚悟は私にはありません。複雑な思いのままその場を立ち去りました。
 ちょうどその頃、会社の引越しが終わり、新事務所の前には、私のジイさんが作った焼物の河童やタヌキや鬼の面やらが大量に飾られておりました。敷地が狭くなり置き場所がなくなったため、とりあえず事務所の前に飾っていたのです。それらが通りがかりの人の目に触れ、欲しいという方が何人もあらわれておりました。そこで私は決心しました。これらを売り、売ったお金をノラネコの保護団体に寄付しよう、と。
 事務所の前で売りまくり、カミさんはバザーに出店しその会場に持って行って売りました。
 ある程度お金が貯まり、先日、カミさんがそのお金を持って盛岡のあるノラネコ保護団体が主催するチャリティ会場に行き、売上金全額を寄付させていただきました。そしてその会場での話です。
 保護団体の方曰く「実は先日、・・・でネコを保護してきたんです」
 ・・・とは、夏に我々が子ネコと出会った場所でした。
 もしや、と思ったカミさんがそのネコたちの写真を見せてもらうと・・・
 そうです。ヤツらです。白木の清潔そうなフローリング、そこに敷かれたカーペットの上で、二匹のネコがカメラを見上げています。
 カミさんからその報告を受け、心底良かったと思う私がいました。
 それにしても何という偶然でしょう。そもそも私が寄付を思い立ったのはヤツらとの出会いがきっかけでした。可哀想だと同情するだけで何もしない自分が不甲斐なく、せめてもの罪滅ぼしと思って寄付したら、そこにヤツらがいたわけです。
 ちなみに、ヤツらの名前は、オスがヒロシ(なぜか私と同じ名前)でメスがシーラだそうです。二匹あわせてヒロシーラと呼ばれているらしい。相変わらず怖いモノ知らずというか人なつこい性格らしく、すぐに貰い手がつくでしょう、とのことでした。
 今日は雪でした。ヤツらが寒い思いをせずにいると思うとほっとします。
posted by walker at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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