2013年06月04日

昼飯の問題

 最近ちょっと緊張感が緩んだせいか、このブログにもどうでもよいことを書いている気がするのですが、今日も反省せずものすごくどうでもよいことを書きます。 盛岡・肴町の昼過ぎ、昼食の時間です。さて、何を食べようか?
 カミさんと一緒であれば一応栄養バランスや清潔感を考慮した店の選択をしますが、今日は一人。男というものは基本的に身体に悪いモノが好きで、一人になるとここゾとばかりに栄養バランスはおろか塩分、油分がたっぷりの食い物に突進します。
 そこで以前から気になっていた古いビルの地下街へ向かう階段を、ですですだはだはと椎名誠風に下って行くと、ありました。昭和なカンジのラーメン屋。壁に手書きで「カツカレー700円」と書いてあります。
 私はなぜかラーメン屋さんのカツ丼とかカレーが妙に好きです。迷わずカツカレーを注文。
 間もなく出てきた料理は、おおっこれぞまさにラーメン屋のカツカレー。特記事項としては実にトンカツが豪勢でした。これはトンカツ・ライスのカツとしても充分通用するぞ。試しにテーブルにあったソースをカツにかけて食べてみると、うまい!ソースが。このソース、ただの市販のソースでしょうか?独特の風味があります。ひょっとして店で調合してるのかな?
 とにかくガツガツムシャムシャと夢中で食べてました。
 つくづく思います。もし結婚してなかったらとんでもない食生活を続け、今頃病気になってたかもしれません。病気どころか死んでたかもしれません。
 心置きなく炭水化物と油と塩分だけの料理を摂取できるのは、日頃、ちゃんとしたご飯を食べさせてもらってるお蔭でしょう。でもうまいんだよなア、身体に悪そうなモノって。
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2011年12月24日

盛岡・五番館の記憶再び

 今日はクリスマス・イヴ。冬至も過ぎ、これからは毎日、少しずつ日が長くなっていきます。春が確実に近づいてくるのが日々実感できます。
 今夜は、カミさんは盛岡で女子会です。友人たちは40歳代の独身キャリア・ウーマンが多いので、女だけで忘年会だそうです。私は、とても理解のある夫なのでイヴの夜に放っておかれてもまったく気になりません。夕食後、どの小説を紐解こうか、と今から楽しみです。
 
 今朝、3ヶ月以上前に書いたブログにコメントをいただきました。今は無き「五番館」という喫茶店について書いた記事です。うれしくて、カミさんにも知らせました。「マスター、今もこんな風に自分のことが話題になっているなんて、思ってもみないよネ」と言ってました。

 その方の書きこみにあった「西陽」「煙草の煙」という言葉が、強烈に記憶を喚起しました。あの店内で過ごした、四季折々の思い出が甦ります。そう言えば、私もあの頃は煙草を吸ってました。

 慌しすぎる年の瀬、五番館の思い出が、ひとときほっとさせてくれました。
 多くのことをやり残して、2011年が終わろうとしています。

 今宵、皆様に、素敵なイヴが訪れますように。
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2011年09月03日

我が心の盛岡・五番館

 雨の土曜日です。昨日もそうでしたが現場が進みません。今日は1チームだけ、雨をしのいで現場に出てます。別の1チームは昨日から、実習用の屋根模型を使い、当社がニュージーランドから直輸入している屋根材の施工方法の改良に取り組んでます。メーカーの施工マニュアルに納得が行かず、ずっと独自の工法でやってきたのですが、どれもいまひとつ美観・施工性の点で不満があり、ここ5年くらいの間、何か目の覚めるような方法がないか、ずっと考え続けてきました。その間、新しい副資材も開発されてこともあり、それを応用してコツコツと施工図を書いてきたのですが、やっと決定版とも言える図面が先日出来ました。そんな訳で、昨日より実際の施工に落とし込んでいるのですが、どうやら満足のいく結果が得られそうです。棟瓦の耐震施工についても相当苦労しましたが、この輸入屋根材の施工法確定はそれ以上の苦労だったかも知れません。少なくとも時間はかかりました。あっそう言えば、当社の棟瓦の耐震施工法が特許を取得しました。あらためて公式にHPで発表します。
 残りのチームは、窯を解体して出てくる赤レンガのモルタルをそぎ落とし、水で洗う作業をしてます。水仕事なので、寒い季節は向きません。この古レンガは、ほどほどに色ムラがあり、ちょっと欠けてたりして、風情がある、といってエクステリア屋さんが購入してくれます。普通の赤レンガより安くお出ししてますのでお買い得です。小売もしてますので、興味のある方はお問い合わせください。時々作業の様子を見に行くのですが、和気あいあいと楽しそうにやってます。身体の負担も軽く、こんな単純作業もたまには気分転換に良いのかな、と感じてます。

 前置きが長くなってしまいました。今日のテーマは「盛岡・五番館」。
 私は喫茶店が好きです。特に「昭和」な喫茶店が大好きです。最近はカフェに押されだいぶ少なくなってきました。
 盛岡にも良い喫茶店はたくさんありますね。河童のウエイターの石像が何とも言えない「ルビアン」。ビルのほとりのティールームという感じで、実に昭和です。自家焙煎の機屋さん、カプチーノ詩季はカミさんのお気に入り。映画館通りにあった「アート・コーヒー」のナポリタンも捨てがたかった。閉店してしまい残念です。肴町方面へ行けばシックな「六分儀」「車門」、これまた昭和な「肴町48」,桜山には「パーク」と「リーベ」。どちらも昭和です。
 そんな中で、我々(私とカミさん、およびカミさんの知人関係)にとって今だ忘れられない店があります。その名は「五番館」。
 とにかくコーヒーが抜群に美味かった。そしてカレー。
 店に入ると、いつもコーヒーとカレーの実に香ばしい香りが迎えてくれました。カレーはポーク、ビーフ、チキン、そしてオムレツ・カレー。皆、辛い、辛いと言いながら食べてましたが、私は何故か平気でした。東京時代は、新橋駅前の風月堂のカレーが大好きでしたが、五番館のカレーはそれを超えました。
 加えてマスターの愛想の無さに、何とも言えぬ味わいがありました。
 そもそも喫茶店は、1人になりたくて行くことも多く、そんな時に、「また来てくれましたね」的な視線を投げられるだけで、ちょっと居心地が悪くなる私にとって、五番館のマスターの常にドライな態度は妙に癒されました。
 五番館に馴染んでいた頃は、カミさんは盛岡で仕事をしており、よく待ち合わせに使ったものです。カミさんの職場の仲間もよく出入りしており、皆、年代も近く、若かったなあ、と思います。思えば、あの頃は本当に楽しかったです。もちろん人生ですから、人それぞれ辛いことはなにかしら抱えていたのでしょうが、不安感が通奏低音のように流れている今のような状況ではなかった。
 その後、ある年の正月明け、五番館は突如閉店しました。入り口に合板が張られた店頭で、カミさんと二人、呆然と佇んでいた日のことを憶えてます。あれだけ賑わっていたのですから経営不振ではなかったはずです。閉店の理由は今だ謎です。
 そしてその年以降、私たちは本当に厳しい時代を経験しました。
 建設業界の不況、度重なる地震・自然災害への対応、会社の負の資産の除却など、経営を圧迫する数々の問題に直面しました。私の40歳代は、それら問題の解決に費やした10年でした。(実は、あまりの辛さに1年半ほど、逃亡?しました。その件については後日書きます。)
 今はカミさんも盛岡の職場を辞め、当社で経理をやってます。もともと、大学で美術をやり、その後、システム・エンジニア、その技能と時代の波が見事に合致し、DTP(ディスクトップ・パブリッシング)の道を進んで来た人ですから、瓦屋の経理はあまりにかけ離れた転職だったかも知れません。カミさんの元の職場の同僚の方たちも、多くは道が分かれ、それぞれの人生を歩んでます。
 五番館のあった建物は、もともと1階に入っていたレストラン・ベルが改装・増築して、すっかりキレイになってしまいました。
 
 美味しいコーヒーを出すお店はたくさんあるのでしょうが、味の好みだけはどうしようもなく、五番館のブレンドが恋しくて仕方ありません。カレーも懐かしいです。同じ思いでいる方が実は多いのでは、と思ってます。
posted by walker at 12:08| Comment(11) | TrackBack(0) | 喫茶・カフェなど

2010年06月23日

ブラン・カフェにて

 先日の日曜、盛岡の映画館通りにあるブラン・カフェにて。
 土砂降りの雨も昼には上がり、久しぶりに映画を見て(アウトレイジ―痛い映画でした)、夕暮れの風をうけて通りをぶらぶら。夏至の直前なので街はまだ明るい。こんな時、思わず足が向くのがブラン・カフェ。カウンターだけの小さな店で、料理もシンプル。シンプルなのになぜか旨い。夏は、窓もサッシも開け放しており風が実に気持ちよい。オーナー兼マスターは私より4歳ほど若い方で、オープン当初はコック・コートを着てキッチンに立っておりました。私は「めかじきのフライのベーグルサンド」をナイフとフォークを使って食べるのが大好きで、よく通ってました。時は流れ、今は、おしゃれな男の子と女の子が入れ替わりで店に立ち、客層も若く、私のような中年男性は本来異質なのでしょうが、特に居心地が悪い思いをすることなく通ってます。
 ヘミングウェイに「殺し屋」という有名な短編がありますが、その出だしで殺し屋二人が〇〇ランチルームという店に来て、カウンター越しに店の人とやりとりする場面があり、そのくだりが私はなぜか大好きです。また、海外のハードボイルド小説を読んでいても、コーヒーが出てくるシーンや食事のシーンがなぜか好きです。何を言いたいのかというと、それらのシーンに惹かれるのと同じ理由でブラン・カフェが好きなのです。ちなみに床屋が出てくる小説も好きです。宮澤賢治の短編「毒蛾」の床屋は最高です。ネオグリークという髪型はどんなだろう、と考えるだけでゾクゾクします。実に味わい深い。話がそれました。戻します。
 で、ブラン・カフェです。ツナクリームのパスタを注文。カウンターの上に珍しく文庫本がありました。星新一編集の「ショートショートの広場」の第1巻でした。懐かしくなって手に取りました。この中にあった「海」という話が印象に残っていたのと「読むな!」という話がかなり笑えたのを思い出したからです。
 カウンター越しに店の女の子が話しかけてきました。自分が持ってきた本、とのことでした。お客が興味を示したことがうれしかったようです。ああ、その気持ちわかるな、と思いました。一生懸命本に対する思いを伝えようとするのだけど、うまく言葉で表現できないもどかしさ、うん分かる分かる、本ってそうゆうものだよね。
 大量に出前の注文が入り、調理の男の子が大変そうなので、話を切り上げ、店を後にしました。
 外はまだ明るい。夏至が来るということは、それが過ぎればまた日が短くなってゆくということ。早くも夏が過ぎてゆくような気がしてちょっとさみしい。
 と、ここまで書いていたら、突然カミさんがのぞき込み、「マネして書いてる」と言いました。えっそうなんだ。カミさんのブログは読んでません。同じシーンをどんな風に書いているのか、読み比べてみるのもおもしろいと思います。さっそく今から読んでみましょう。では。
 
 
posted by walker at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 喫茶・カフェなど